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ちょこっとコラム

三京証券の『ちょこっとコラム』では、証券投資に関連する様々な情報や、雑学に至るまで、コラム形式で分かりやすく解説していきます。証券投資初心者の方にも今後の参考にして頂ければ、幸いです。

2017年2月28日

第7回 『株式投資への考察』

振り返ると、2012年末のアベノミクスのスタートから日銀の異次元緩和政策も後押しすることで、日経平均株価は2013年の1年間で10,400円前後から16,291円へと56%も急上昇しました。その後しばらくは緩慢な動きが続いたものの、2014年10月の日銀による再度の金融緩和策発表と公的資金等の株式への配分増加の方針を受け、約8ヵ月間で日経平均株価は20,000円台へと乗せましたが、流石に短期間に行き過ぎたものであったと思われます。

 2015年6月までに東証1部時価総額は約620兆円へと駆け上り、1989年のバブルピーク時を上回るほどに買い上げられた訳です。

 ところが、世界景気最大のけん引役であった中国景気の変調が伝わると市場の雰囲気は一気に弱気に傾き、主に外人投資家の売りにより株価は下落を始めました。同時にドル円も2015年6月の125円から(2015年末は約120円)昨年6月には一時的に100円を割るほどの円高となりました。

 ここ2年ほどの動きを客観的に眺めると、日銀の異次元緩和による超低金利政策の強化とETF大量買い付けへの安心感、そしてコーポレートガバナンスコード浸透への期待感などが相乗効果を生み株価を急上昇させ、その後における世界経済の変調や紛争の拡大と、期待感の剥落が急落を招いた2年間であったことが分かります。
 同時に数年前からは国内株式市場が投機資金による賭博的運用の場となってしまっている現実も露わになっています。

 昨年11月からはトランプ相場によって株式市場は急速に回復しましたが、少なくともこれからはプロにとっても相当難しい市場環境が続くものと思われます。

 このような中で一般投資家がすべき投資行動とは、一つには中長期的に投資を続けられる投資を徹底することだと考えています。「儲かりそうだ」もしくは「値動きが良い」と言った誘惑に負けて目先の投資に踏み切ってはいけません。

 一例としては、各投資指標から見て割安に放置されている銘柄であり、且つ高配当で株主優待もあると言った銘柄への投資です。これなら多少の上下動は気にせず持ち続けられます。もちろん将来性に期待できる企業でなくてはいけません。探すのは中々難しそうですが、多少の業績変動はあっても継続的に黒字を計上している会社の中から丹念に探して行けば好みの銘柄も出てきます。 その際には、為替動向次第で大幅な赤字に陥る懸念があるような業種や企業は避けましょう。

 中長期で投資できる銘柄を研究しておいた上で、何らかの悪いニュースにより市場全体が大きく下げたタイミングで買い増していくと言う風に、慌てず、十分に余裕を持った投資手法をお勧めします。

 仮にその様な株式の買い付けが出来て、例えば年間2~3%の配当を得つつ、その後に買値以上で売れれば今の預金金利と比較した場合には数百倍以上もの投資効率を実現したことになり、株価が大きく上昇したならば、その投資は大成功となる訳です。したがって、株価が下げても(業績が安定していて配当性向が高いなど)安心して長期間保有し続けられる銘柄を選んで投資することが肝要です。

 その他、短期的な投資も楽しみたい、又は自身に合った投資を考えたいと言うお客様は、是非弊社の証券事業部(0120-69-1233)までご相談頂きたく存じます。

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